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【2025/05/07 01:21 】 |
◆注目 「PCを襲う値下げ圧力 規模の優位鮮明、 再編「導火線」(フジサンケイ ビジネスアイ)」の ニュース!
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Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110307-00000000-fsi-bus_all" target="_blank">PCを襲う値下げ圧力 規模の優位鮮明、再編「導火線」(フジサンケイ ビジネスアイ)


 パソコン(PC)の低価格競争が激化している。世界販売台数で勝る外資系メーカーがコスト競争力を背景に低価格モデルを相次ぎ投入しているほか、ある程度のPC機能を持つタブレット端末の普及も価格低下圧力となってきた。加えて、今年はインテルの部品不具合問題も重なり、例年よりも商戦の値引き合戦が早まっている。低価格競争を勝ち抜くには規模拡大によるコスト競争力の向上が欠かせないため、グローバルな業界再編はなおも続きそうだ。



 「こんなに早く3D(3次元)で10万円を割り込むのは想定外。今後の販売戦略を再考する必要がある」



 国内のあるPCメーカー幹部は苦しい胸の内をこう明かす。



 3Dという最新技術で“価格破壊”したのは、台湾最大のPCメーカー、エイサーだ。日エイサーは昨年12月、市場想定価格が9万9800円の3D対応ノートPCを発売した。昨年に国内大手各社が販売を始めた3D対応ノートPCは、市場価格15万?25万円が一般的。それに比べ大幅な安さだ。



 各社とも3Dを中心とした機能強化で販売単価を引き上げ、収益増を狙っていたが、エイサーの製品によって思惑が狂わされた格好だ。



 日エイサーの広報担当者は「世界市場で大量のPCを販売している事業規模が低価格化を実現した」と強調する。デルと並ぶ世界2位の販売台数によって、調達する部品などの価格交渉力が増し、コスト低減できたというわけだ。



 低価格化競争には、世界トップシェアのヒューレット・パッカード(HP)も腰を入れ始めた。日HPが7日から順次販売を始めた低価格ノートPCの想定価格は、4万円前後から6万円前後。新入学や就職ニーズを狙ったものだが、国内メーカーの同程度の機能の商品と比べ、かなり安いレベルだ。



 日HPの岡隆史副社長は同日の会見で、「価格低下圧力は年々強まっている。厳しい環境下でどれくらいのメーカーが生き残れるか、サバイバルモードに入っている」と指摘した。



 PCの低価格化圧力が強まったのは、2008年ごろから。「ネットブック」と呼ばれるノートPCよりひと周り小さいサイズの機種が5万円前後で出されたためだ。これに引きずられる形でPC全体の価格も下落。電子情報技術産業協会(JEITA)によると、金融危機の影響もあって09年の国内PC出荷台数は前年比6.2%減ったが、金額ベースでは21.5%減と、大幅に落ち込んだ。



 昨年あたりからネットブックの販売も落ち着いたが、「ネットブックの普及で一気に落ち込んだ価格が、現在も低位安定している状態」(BCNの森英二アナリスト)という。



 今のPC商戦は、特殊要因も加わった。インテルの超小型演算処理装置(MPU)と組み合わせて使う「チップセット」と呼ばれる半導体部品に不具合があり、同部品を使うPCメーカーが商戦向けの新製品を出荷停止せざるを得なかったからだ。2月末ごろから各メーカーとも出荷を再開したが、最大の商戦期で「(販売の)遅れを取り戻すため、早い段階での値引きも避けられない」(国内大手メーカー幹部)状況にある。



 業界の不安はまだある。アップルの「アイパッド」に代表されるタブレット端末は、PCと同様の機能を持ちながら、価格はPCより安い。PCメーカーもタブレット端末を投入しているが、台湾のHTCやモトローラなどの新規参入も相次いでおり、「PC市場のパイ争いが厳しくなる」(日HPの岡副社長)のは必至だ。



 “八方ふさがり”の状況の中で生き残るには、規模の拡大が必要だ。30年近く国内のPC市場を牽引(けんいん)してきたNECが中国のレノボと提携したのも「PC事業では何よりも規模の大きさが重要。規模が小さければ完全に話にならない」(NECの遠藤信博社長)からだ。



 PCのコモディティー(日用品)化が進む中、「世界規模の合弁や、部分協業などの再編が今後も進む」(アナリスト)。低価格化を導火線として、世界的な合従連衡が火を噴く可能性もありそうだ。(三塚聖平)



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【2011/03/12 12:53 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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