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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100704-00000008-fsi-bus_all" target="_blank">実務指針策定　欧米に翻弄（フジサンケイ　ビジネスアイ）


　ＩＦＲＳ導入に向け、ＡＳＢＪは実務指針の策定を準備し、高まる企業の不安を抑えたい考えだ。



　しかし、欧米の議論でその内容が変わる可能性があるだけに、その策定にも困難がともなう。



　５月下旬に米国が新たに表明した厳格な時価評価基準は、持ち合い株を含む金融商品全般に、期末ごとに信用リスクを大きく反映させる内容。「米国会計基準を導入する日本企業には耐えられない」（大手商社）厳しさという。



　一方、ＩＦＲＳ導入で深刻な余波が懸念されている中小零細企業の扱いについては、ＡＳＢＪと中小企業庁が、それぞれ検討会を立ち上げて対応を検討している。



　ＡＳＢＪでは、ＩＦＲＳとの区別を明確にするため既存の中小企業会計指針を見直す方針。比較的、規模の大きい中小企業が対象となりそうだ。



　ただ中小企業会計指針は、零細企業にとっては「必要ない項目が多く難しすぎる」（東京商工会議所）のが現状。そのため中小企業庁では、帳簿の付け方もあやふやな零細企業のために、会計原則を示した簡易版の手引書を作る方向で関係者と協議を進めている。



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