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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100708-00000003-cbn-soci" target="_blank">外科手術を受ける糖尿病患者に強化インスリン療法が有効―サノフィ（医療介護CBニュース）


　サノフィ・アベンティス日本法人は7月7日、外科手術を受ける2型糖尿病患者を対象にした臨床試験で、同社のインスリン製剤ランタス(1日1回投与)とアピドラ(毎食前投与)による強化インスリン療法が、血糖値に応じてインスリンの投与量を決めるスライディングスケール・インスリン(SSI)療法に比べて血糖コントロールを有意に改善し、入院中の合併症を減少させたと発表した。



　仏本社が米国で行った試験では、外科手術を受ける2型糖尿病患者211人(入院時血糖値の平均は190mg/dL)を、ランタスとアピドラの強化インスリン療法群とSSI療法群に無作為に割り付け、有効性と安全性を比較した。



　試験の結果、血糖値が正常値の目安とされる140mg/dL未満になった患者の割合は、強化インスリン療法群が53%と、SSI療法群の31%より有意に高く、主要評価項目を達成した。



　安全面については、低血糖症とされる70mg/dL未満になった患者は、SSI療法群の4.7%に対し、強化インスリン療法群で23.1%となったものの、重度の低血糖症(血糖値40mg/dL未満)の発生頻度は、両群に統計的な有意差はなかったという。また、創感染や肺炎、呼吸不全、急性腎不全、菌血症を含む術後合併症の発生頻度は、強化インスリン療法群で8.6%と、SSI療法群の24.3%よりも有意に低かった。





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