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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100713-00000002-fsi-bus_all" target="_blank">「世界に誇る文化」市場は堅調　東京おもちゃショー　あすスタート（フジサンケイ　ビジネスアイ）


　日本玩具協会は１３日、東京ビッグサイト（東京・有明）で１５?１８日に開かれる「東京おもちゃショー２０１０」の概要を発表した。同日発表された、良質で市場性のあるおもちゃに贈られる「日本おもちゃ大賞」の７部門の大賞受賞作などが展示され、期間中に昨年と同様の約１６万人の来場者を見込んでいる。



　見どころは、今年で３回目を迎えた「日本おもちゃ大賞」受賞作の展示だ。今年は前年までの５部門から、７部門に細分化され、３５社３４９品の中から大賞作品が誕生した。各部門の大賞受賞作１点と優秀作品４点という、「現在の日本のおもちゃを代表する作品」（同協会の戸所正信・見本市委員会委員長）が展示されることになる。



　審査委員長を務めたトーイズ代表取締役の北原照久氏は「大賞以外にもすばらしい作品がたくさんあった。おもちゃは平和のシンボルであり、日本のおもちゃは世界に向かって誇れる文化と再認識した」と評した。



　東京おもちゃショーには、海外２１社を含む１３９社が出展。１５、１６日が商談日で、１７、１８日に一般公開される。



　国内の玩具市場も堅調だ。同協会が１３日発表した、国内玩具市場調査結果によると、０９年度の国内市場規模は、前年度比０．９％減の６４９４億円だった。テレビゲームを除くゲームやトレーディングカードゲーム、男児玩具、女児玩具など主要１０分野に限ると、同０．９％増の３９２３億円で、４年連続で増加した。



　市場を牽引（けんいん）したのは、男児向けのキャラクター玩具。「メタルファイトベイブレード」（タカラトミー）や、クリスマス商戦で品切れになるほどの人気を呼んだ「変身ベルトＤＸダブルドライバー」（バンダイ）など、同２９．６％増の５４８億円と大きな伸長を見せた。



　トレーディングカードゲームも同５．２％増の７９４億円。ジグソーパズルは同１１．９％増の１４０億円となった。



　一方、ハイテク系トレンドトイは、「たまごっちｉＤ」（バンダイ）が大きくヒットしたものの、それ以外のヒット商品に恵まれず、同２７．０％減の６１億円にとどまった。



　同協会会長の高須武男バンダイナムコＨＤ会長は「国内外の不況の中で、玩具業界は不況に強いという世評に違わず健闘した」と指摘。戸所委員長も、主要１０分野の市場推移について、「底打ちともいえる状況で、本来の経済環境ならば、明確な上昇トレンドになる」と話した。



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