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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100826-00000004-cbn-soci" target="_blank">トクホ市場は3年連続マイナス成長に―富士経済（医療介護CBニュース）


　マーケティング会社の富士経済(本社=東京都中央区)はこのほど、血糖値や血中のコレステロールを正常に保ったり、おなかの調子を整えたりするなど、特定の保健の効果が期待できる特定保健用食品(トクホ)の今年の市場規模は前年比3.9%減の3270億円で、3年連続マイナス成長になるとの見通しを発表した。



　調査は今年4-6月、関連企業・団体などからのヒアリングや、関連文献を基に分析した。



　調査結果によると、花王の食用油「エコナ」の販売自粛やガムの非トクホへの需要シフトなどが大きく影響し、昨年のトクホ市場は1.2%減の3402億円となった。



　注目の効能分野別に市場規模を見ると、昨年の中性脂肪値改善市場は2.7%減の734億円。サントリーグループの「黒烏龍茶」、花王の「ヘルシア」の2大ドリンクは実績増加となったが、花王の「エコナ」の販売自粛による影響が大きく、市場全体では減少となった。今年は「エコナ」がトクホから外れ、さらに減少幅が拡大する見込みで、10.2%減の659億円と予測している。



　一方、昨年の高血圧予防市場は、発売3年目のサントリーグループの「胡麻麦茶」が高単価商品ながらも実績を伸ばし、7.9%増の136億円。今年もこれがけん引役となり、8.8%増の148億円になる見通し。



　また、昨年のコレステロール値改善市場は、「エコナ」の販売自粛で健康油需要の取り込みが小規模にとどまり、18.6%減の158億円。一方、今年は日清オイリオグループの「ヘルシーコレステ」など健康油の増加により、1.9%増の161億円とプラスに転じる見込みだという。

　富士経済によると、ドリンク類で伊藤園の「豊かな香りカテキンほうじ茶」が今年3月、消費者庁からLDLコレステロール低下の表示許可を取得。さらに「カテキンジャスミン茶」についても申請中で、富士経済では「これらが発売されると、市場が活性化する可能性は高い」と指摘している。





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