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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100709-00000016-fsi-bus_all" target="_blank">伊藤忠　豪社に追加出資　原発需要見込みウラン確保（フジサンケイ　ビジネスアイ）


　伊藤忠商事は９日、アフリカ南西部のナミビアで大規模なウラン鉱山を開発するオーストラリアの資源開発会社、エクストラクト・リソーシーズに追加出資する。これにより新たにエクストラクトの株式１０．３％を取得する。



　伊藤忠は３月にエクストラクトの筆頭株主である資源会社カラハリ・ミネラルズに１５％出資した際に、エクストラクト社に間接的に６％を出資した。今回の追加出資で伊藤忠の保有比率は１６％強となる。



　エクストラクトが開発するウラン鉱山、ロッシング・サウス鉱区は、世界有数のウラン埋蔵量を誇る大規模鉱区。ウランの生産開始は２０１３年を計画している。埋蔵量は１０万２７００トンと推定されており、１３年には世界生産量の１割強に相当する年５７００トンを生産し、電力会社向けに供給する。



　地球温暖化対策や環境規制強化を追い風に世界では、今後１５年間にアジアや中東などの新興国で、約５００基の原子力発電所建設が見込まれている。このため、燃料となるウラン資源の確保が課題となっている。



　伊藤忠は、ウラン貿易で年間４０００トンを販売し、ドイツのニューケムに次いで世界第２位の位置にある。ナミビアのウラン資源は、豊富で日本向けの安定供給につながることから、石油天然ガス・金属鉱物資源機構も融資を計画している。



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