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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100618-00000005-fsi-bus_all" target="_blank">企業再生支援機構と主力行検討　日航へ追加支援　１０００億円規模（フジサンケイ　ビジネスアイ）


　会社更生手続き中の日本航空と、管財人の企業再生支援機構が、支援機構による日航への出資額を引き上げる方向で検討に入ったことが１８日、明らかになった。支援機構は今年１月の時点で３０００億円の出資を予定していたが、日航の債務超過額が１兆円規模に膨らむ見通しのため、当初の出資額では資本不足を解消できないと判断した。主力取引銀行にも債権カットの上積みを求め、支援機構と主力銀行の日航への追加金融支援額は、総額で１０００億円規模に達する見通しだ。



　日航と支援機構は１８日、資産と負債の状況を表す貸借対照表を主力銀行に示し、債務超過額が膨らむ理由などについて説明した。



　１月１９日に会社更生法の適用を申請した時点で支援機構は、日航の債務超過額を８６７６億円と見積もっていた。だが、人員削減や燃費の悪い老朽化した航空機材の処分などに伴い、リストラ費用が膨らむほか、企業年金の解散見送りなどで負債額が増加し、債務超過額が拡大する。



　当初、支援機構は３０００億円の資本増強と、金融機関などに計７３００億円の債権カットを要請することで、債務超過を解消する計画だったが、債務超過額が拡大するため、資本増強と債権カットの上積みが必要になった。



　資本増強と債権カットの積み増し額などの詳細は今後詰めるが、追加金融支援の総額は１０００億円規模に達する見通しだ。債務の株式化で主力銀行に資本参加してもらう案も浮上しており、調整を急ぐ。



　更生計画案の策定に向け、日航と支援機構は主力銀行との交渉を本格化させており、本業のもうけを示す営業損益に関しては、２０１１年３月期に２５０億円の黒字にするなどの収支計画をこれまで主力銀行に説明していた。



　今月中にも主力銀行と更生計画の原案について合意を目指す考えで、詳細を詰めた上で８月末までに裁判所に更生計画案を提出する。



　■日本航空の収支計画



　　　　　　　　　　　　売上高　営業利益



２０１１年３月期　１兆３０００　　２５０



２０１２年３月期　１兆２２００　　７５０



２０１３年３月期　１兆２７００　１１７０



（注）単位：億円、連結ベース



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