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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100703-00000018-spnavi-socc" target="_blank">ミスで自滅したブラジルがオランダに逆転負け＝Ｗ杯（スポーツナビ）


　２日に行われたワールドカップ（Ｗ杯）準々決勝のブラジル対オランダは、オランダが２?１で優勝候補のブラジルを下した。前半は完全に試合をコントロールしていたブラジルだったが、後半にオウンゴールを献上して追いつかれると、試合の流れが一転。その後はオランダに逆転ゴールを許し、そのまま敗れた。



　まさに「ミスが勝敗を分けた」試合だった。試合開始から攻守にわたりオランダを圧倒していたブラジルに起こった“予想外の事故”が、王者の自滅の始まりだった。そして、この“屈辱の敗戦”の主役を演じたのが、ブラジル代表ＭＦフェリペ・メロだった。



　ブラジルは前半、鮮やかなコンビネーションと個人技でオランダＤＦを翻弄（ほんろう）する。１０分には、メロからの前線への鋭いスルーパスをロビーニョが鮮やかに決め、早くも先制。その後も主導権を握り続けたブラジルは、オランダの守備の穴を突いて怒とうの攻撃を仕掛けるが、相手ＧＫステケレンブルフの攻守もあり、追加点を挙げられないまま前半を１?０で終了した。



　しかし、後半に入るとオランダも徐々にリズムをつかみ反撃に転じる。すると５３分、オランダはスナイデルが右サイドからクロスを蹴りこむと、目測を誤って飛び出したＧＫジュリオ・セーザルの手をすり抜けたボールがメロの頭に当たり、自陣のゴールに吸い込まれる。このまさかのオウンゴールで試合は一変。同点に追いついたオランダは持ち前の組織的なサッカーを取り戻すと、６８分にもＣＫから最後はスナイデルが頭で決め、２?１と逆転した。



　一方、焦りからいら立ちが見え始めたブラジルはファウルを連発すると、７３分にはメロがロッベンを踏みつけて退場処分となり、一気に窮地に追い込まれる。後がないブラジルはリスクを冒して全員攻撃を仕掛けるが、精神的に優位に立ったオランダはこの後も冷静に試合をコントロールし、最後まで１点差を守り切った。



(C)MARCA.COM



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