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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100602-00000017-fsi-bus_all" target="_blank">パナソニック　姫路に液晶パネル工場　薄型ＴＶ需要　自力で確保（フジサンケイ　ビジネスアイ）


　パナソニックが兵庫県姫路市の臨海部に建設した液晶テレビパネル工場の完成式が２日、行われた。薄型テレビ需要の世界的な高まりに対し、プラズマパネルによる大型画面から、液晶による中・小型画面まで供給できる体制が整った。シャープも堺市で大型液晶パネルの新工場を稼働させ、韓国メーカーも大規模な設備投資を計画するなど、成長市場をにらんだ新たな競争が始まった。



　パナソニックの新工場は２００８年７月に着工。今年７月の稼働を予定していたが、政府のエコポイント制度などによる薄型テレビ需要の急増を受け４月から前倒しで稼働。月産４０．５万台（３２型換算）で、来年２月には同８１万台に倍増させる。１２年度までに累計２３５０億円を投じ、生産増強を図る。



　同社は昨年１１月に兵庫県尼崎市でプラズマパネルの新工場を稼働。大画面向けのプラズマパネルの量産態勢を整えた。姫路工場では３２型と４２型向けを中心に生産する。



　他社も投資を加速している。液晶パネルで世界２位の韓国ＬＧディスプレーは４月、ソウル近郊に新工場建設を発表し、首位の同サムスン電子を追う。国内では、シャープが昨年１０月に稼働開始した堺工場での大型パネル生産を、７月には２倍に引き上げることを決めた。



　パナソニックの宮田賀生常務役員は「来年には価格競争を覚悟しないといけない」と話した。



　今のところ、薄型テレビの価格が下落を続ける一方、液晶パネルの需給は逼迫（ひっぱく）。パナソニックなどパネルを自力で確保できるメーカーは有利だが、各地でパネルの増産が進めば「パネル不足は解消される」（宮田常務役員）とした。



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