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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100811-00000012-fsi-bus_all" target="_blank">ケータイ・ＰＣで生活記録管理　富士通、クラウド健康サービス（フジサンケイ　ビジネスアイ）


　富士通が、携帯電話やパソコンなどを活用した健康管理サービスに参入した。携帯電話を使って歩数などの生活記録を把握し、その情報を元に利用者ごとに最適な運動プログラムを作成する新サービスをスタートさせた。同社が中核事業と位置づけるネットワーク経由でソフトウエアなどを利用する「クラウドコンピューティング」の手法を駆使し、２０１２年度中に１００万人の会員獲得を目指すなど事業展開を加速させる。



　新サービス「深体創工房（しんたいそうこうぼう）」は、富士通製の携帯電話に搭載されている３Ｄ（３次元）加速度センサー機能を使って１日の歩数や活動量などを把握し、その情報をインターネット経由で専用のサーバーに送信する。蓄積されたデータはパソコンで閲覧できるほか、予防医学の専門家の研究を元に作成した運動プログラムも提供する。ヘルスメーター大手のタニタの血圧計などとも連携し、より細かい健康情報を得ることもできる。



　サービス料金は無料。今後、サービス内容を拡充し、より付加価値の高いものについて課金するほか、外部の健康サービス提供業者のコンテンツを組み込んで、企業から手数料収入を得るといった事業も視野に入れている。



　富士通は、年間約５００万台を出荷する携帯電話ユーザーのほか、インターネットサービス子会社ニフティの約１０００万人の会員などグループの既存顧客へ利用を訴えていく。これにより、健康サービスの会員数を来年７月までに１５万人、１３年３月までに１０００万人にまで引き上げることを目指す。



　富士通は、同社製のパソコンや携帯電話で利用できるコンテンツを拡大させることで、ＩＴ機器の拡販にもつなげたい考えだ。富士通の寺師和久・ユビキタスビジネス戦略室長代理は「今後、スマートフォン（高機能携帯電話）などを発売する際に、販売を後押しする効果も期待できる。ＩＴ機器とサービスを組み合わせた事業の拡大を目指す」としている。（三塚聖平）



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