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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100621-00000015-cbn-soci" target="_blank">「日本型の介護システム構築を」?淑徳大・結城准教授（医療介護CBニュース）


　淑徳大准教授の結城康博氏はこのほど、日本医学協会が主催した医療問題懇談会で講演し、スウェーデンの介護施設と日本の特別養護老人ホーム(特養)を比較した上で、「単にスウェーデンの良いところをまねるのではなく、日本型の介護システム構築を意識する必要がある」と主張した。



　結城准教授は、日本の特養に相当するスウェーデンの介護施設についてスライドを交えながら紹介。日本の特養の場合、入居までに3‐4年は待たなければならない上、ユニット型個室に入居すると1か月に12万‐15万円の自己負担が必要だが、スウェーデンの場合は1‐2か月の待機で入居でき、自己負担額も6万‐7万円程度で済むと説明した。一方で、日本とスウェーデンでは、社会や文化の違いが大きいことから、「双方の施設や制度を単純比較することはできない。スウェーデンの良い点を学ぶことは大切だが、それ以上に大切なことは、日本型介護システムの構築を意識すること」と述べた。

　

　また、国が特養におけるユニット型個室の整備を推進している点については、基本的に正しいとしながらも、「(ユニットでは費用負担が大き過ぎるため)4人部屋でなければ入所できない高齢者もいる。ユニット型個室だけでなく、プライバシーに配慮した4人部屋の整備も進める必要がある」と訴えた。

　

　懇談会では、スウェーデンクオリティケア社日本事務所代表のヨアキム・カウト氏も講演し、スウェーデンで用いられる簡単な楽器を使った認知症ケア手法「ブンネ法」について紹介した。





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