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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110127-00000015-spnavi-fight" target="_blank">ＵＦＣ再参戦の小見川は好調な仕上がり＝都内で公開練習（スポーツナビ）


　今年から新設されたＵＦＣフェザー級に「ＵＦＣ１２６」（現地時間２月５日、米国・ネバダ州ラスベガス、マンダレイベイ・イベントセンター）で初めて挑む小見川道大が２７日、都内のＪ?ＲＯＣＫ ｗｏｒｋｏｕｔ ｓｔｕｄｉｏで公開練習を行った。小見川にとってはライト級で戦った０８年１月以来、３年ぶりのＵＦＣ参戦となる。



　対戦相手はレスリングをベースとし、オールアメリカンにも２度選出された総合戦績９戦９勝のチャド・メンデス。いきなり無敗の新星を相手に、小見川は今後のＵＦＣにおけるポジションを査定されるかの一戦となる。

　この日公開した３分１Ｒのミット打ちでは、小見川はこれまでのソリッドかつパワフルなパンチのみならず、接近戦ではメンデス対策であるかのヒザ蹴りやヒジ打ちも交えて展開。パンチもバックスイングしないモーションの打ち方ながら大きな打撃音を響かせ、さらにこれまで以上と思えるハンドスピードで好調な仕上がりを感じさせた。



　ＵＦＣ再出撃にあたっては、まず“狂拳”竹内裕二属する千葉の菅原道場で走り込みを行い、その後は吉田道場だけでなく早大レスリング部やボクシングジムで練習を実施。高校時代の盟友・宮田和幸のジムにも練習とアドバイスを求めて訪れたといい、「（メンデスの）対策だけしておいて、自分のスタイルを貫き通そうかなと思っています」「あらゆる局面において、いつも通り完ぺきに勝ちます」と、日本で２年の間に築いた自身のスタイル、そして気負わずいつも通り戦うことが勝利への鍵であるかのように語った。



　昨年６月には待望の第一子・波大（はぁと）くんが誕生。今回のラスベガス決戦にも愛妻とともに、初めての飛行機に乗り小見川の応援に駆けつける。

「日本でも名古屋の時はそうだったんですけど、いつも家族と過ごして試合に臨むんです。一番力になると思います」

　３年前の挑戦時はＵＦＣが“アウェー”に感じられ、周りがすべて敵に思え雰囲気に飲まれたことが敗因の一つと分析する小見川は、今回は「自分のコンフォートゾーンを作り、アウェーだと思わずホーム、自分の家だと思って戦いたい」と心構えを語る。

　そのためにも同行する家族は、気負いすぎないリラックスと気合いとを与えてくれる、力強い援軍になるだろう。



　年明けに見てもらった横浜中華街の手相占いには、徳川家康と同じ手相をしていると告げられたという小見川。戦国時代を終結させた英雄よろしくＵＦＣでの“天下獲り”に期待が集まるが、「まぁ、初めてなんで一番下からやります」と謙虚な回答。しかし同時に、「無敗の相手を楽しみたい」とも話してニヤリとした。



　まずは２連敗を喫しリリースを受けた屈辱の地で再出発となる第１戦。試合後の「くそったれ」は快勝を上げての快哉か、あるいは納得いかない自分自身に対するものとなってしまうのか――。



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