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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100916-00000035-fsi-bus_all" target="_blank">神戸製鋼、中国にクレーン工場　現地生産で価格競争力アップ（フジサンケイ　ビジネスアイ）


　神戸製鋼所の１００％出資子会社、コベルコクレーンは１６日、移動式クレーンの一種、クローラクレーンの生産販売会社を中国の建設機械メーカーとの合弁で、中国・四川省成都市に設立すると発表した。コベルコクレーンは７月にインドへの進出を決めており、開発が続く中国・インドでの建機需要の取り込みを目指す。



　新工場の投資額は２０億円。コベルコクレーンが５１％、中国の四川成工が４９％出資する。２０１２年８月から大型の２５０トンクラスを中心に生産し、１５年には中国市場の７％程度に相当する年間８０台、１００億円の売り上げを目指す。



　神戸製鋼グループではコベルコ建機が油圧ショベルを中国の２カ所で生産。１カ所はコベルコクレーンの合弁相手の四川成工との合弁会社になっている。コベルコ建機はインドにも油圧ショベル工場を保有しており、世界の建機メーカーで初めてインドと中国に油圧ショベルとクローラクレーンの生産拠点を持つことになるという。



　コベルコクレーンは、年間４０台ほどのクローラクレーンを中国にかつて輸出していたが、関税面の優遇措置がなくなったことにより０５年から大幅に減少。その間に中国メーカーが力をつけたことで、価格競争に対応できなくなり、「ここ数年はほとんど輸出をしていない」（藍田勲コベルコクレーン社長）という。



　ただ、現地生産で価格競争力が高まれば、操作や輸送面、分解組み立て面などでの優位性から「引き合いは多い」（藍田社長）としている。



　神戸製鋼グループは、０９年度に３３％だった海外売上高比率を２０年までに５０％へ高める目標を掲げており、中国・インド市場の需要獲得を強化している。（飯塚隆志）



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