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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110307-00000007-cbn-soci" target="_blank">昨年の後発品市場規模は4272億円－構成比は6.1％に（医療介護ＣＢニュース）


　昨年の後発医薬品の市場規模見込みは4272億円(前年比7.8%増)で、医療用医薬品市場(7兆274億円見込み)における構成比は6.1%となったことが、マーケティング会社の富士経済がこのほどまとめた調査結果で分かった。同社によると、2009年の後発品市場規模は3962億円で、構成比は5.7%。今後も、DPC病院の増加や薬価改定(調剤加算など)の影響により後発品市場は拡大し、13年には4889億円、構成比は6.4%に達するとしている。



　これまで後発品は、注射剤での採用が多かったが、近年は大手後発品メーカーを中心に注力品目が注射剤から経口剤にシフトしており、循環器用剤や高脂血症治療剤、糖尿病治療剤で経口剤の後発品の実績が拡大しているという。



　薬効別に見ると、国内最大規模の市場である降圧剤市場での昨年の後発品市場規模見込みは372億円(14.1%増)で、市場構成比は4.1%。高血圧症は慢性疾患であり、服薬が長期にわたることから、後発品への切り替え需要が高まっているとしている。



　高脂血症治療剤の後発品市場規模見込みは223億円(7.7%増)で、市場構成比は6.1%。08年4月からメタボ健診と保健指導が義務化されたことで新規治療患者が増加しているため、市場は拡大しているという。また調剤薬局では、後発品調剤加算などの目標達成に向け、高脂血症治療剤が後発品への切り替えのターゲットになっていることから、後発品の浸透が進んでいるとしている。



　がん関連用剤(抗がん剤、がん疼痛治療剤、制吐剤)の後発品市場規模見込みは299億円(23.6%増)で、市場構成比は4.3%。同社によると、これまで抗がん剤の後発品は日本化薬の「独壇場」だったが、ヤクルト本社や大鵬薬品工業も参入し、実績を上げているという。



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