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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110128-00000016-fsi-bus_all" target="_blank">富士通、通期予想を下方修正（フジサンケイ　ビジネスアイ）


　■１０年４?１２月期最終利益２４．８％減３５６億円



　富士通が２８日発表した２０１０年４?１２月期連結決算は、最終利益が前年同期比２４．８％減の３５６億円だった。携帯電話端末やＬＳＩ（高密度集積回路）事業などが好調だったものの、ファナック株を８９５億円で売却した前年同期の利益には及ばなかった。同日、ＩＴ（情報技術）市況の先行き悪化懸念から１１年３月期の最終利益見通しを下方修正し、中期経営計画を見直す方針を示した。０８年秋のリーマン・ショックから回復を続けてきたＩＴ市場に、再び暗雲が立ちこめている。



　売上高は、２．７％減の３兆２４３８億円、本業のもうけを示す営業利益は約４．５倍の６８４億円だった。昨年１２月にＮＴＴドコモ向けに初投入したスマートフォン（高機能携帯電話）が予想を上回る出荷を達成するなど大半の事業が好調だったが、円高など急激な為替変動が売上高ベースで１２５０億円のマイナス影響を与えたため減収を余儀なくされた。これを受け、１?３月期の想定為替レートを１ドル＝８５円から８０円に見直した。



　また、１１年３月期の業績見通しは、売上高が昨年１０月予想比１０００億円減の４兆５７００億円、営業利益が４００億円減の１４５０億円、最終利益が２００億円減の７５０億円に下方修正した。山本正已社長は都内で会見し「リーマン・ショックからの企業のＩＴ投資回復の動きが弱含み始めており、再び厳しさが増すことが見込まれる」と先行きを警戒した。



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