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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100917-00000010-cbn-soci" target="_blank">光ファイバー網で遠隔健康管理、実証実験は好評―福島（医療介護ＣＢニュース）


　福島県の2町で、次世代の健康管理システムを模索する産官連携の実証実験が進んでいる。行政サービスの一環として町内に整備された光ファイバー網を活用し、遠隔健康相談を行うというもので、自宅近くの集会所に設置された機器でバイタルチェックを行い、テレビ電話を通じてリアルタイムで町の保健師の保健指導を受けることができる。8月12日の実験開始から1か月余りが経過し、利用者と保健師の双方から好評だという。



　実証実験は、福島県と南会津町、三春町の2町、それにNTT東日本福島支店が共同で進めている。実験では、2町の集会所に体重計と血圧計を設置するとともに、住民に歩数計を配布し、週に1-2回のペースでそれらの機器で測定したバイタルデータを登録する。バイタルデータは専用の健康管理システムのサーバーに蓄積され、保健師がそれらのデータを確認しながら、テレビ電話を通じて保健指導や健康相談を行う。

　実験には、2町から合わせて111人の住民が参加。「安心感がある」「保健所などに足を運べない高齢者にも便利」(利用者)、「声だけでなく、顔色や表情も目で見て確認できるのがよい」(保健師)など、おおむね好評だという。

　

　この実証実験の期間は、三春町は10月末まで、南会津町は来年3月末までを予定しているが、利用状況などを見て随時、期間を延長することも検討している。

　システム管理を担当するNTT東日本福島支店では、今後、本格的にシステムを導入するに当たっては、実施地域の拡大や住民宅へのバイタル機器の設置を目指し、より多くの住民にサービスを提供できるよう整備を進めたい考え。また地元の医療機関と連携して、同システムを活用した遠隔診察の実施にもつなげたいとしている。



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