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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100911-00000007-cnn-int" target="_blank">イラン拘束の米国人解放、中止に　延期との情報も（CNN.co.jp）


テヘラン（CNN）　イラン政府が国内に不法越境したとして昨年7月から拘束している米国人3人の解放問題で、同国の検察当局は10日、司法手続きが完了しておらず11日に行う予定だった1人の解放は中止になったと述べた。イランの労働通信（LINA）が報じた。



イラン当局は9日、3人のうち女性のサラ・ショードさん（32）を11日に解放すると明らかにしていた。LINAによると、司法当局が解放をまだ承認していないという。国営イラン通信は、政府当局者の情報として、解放は延期されただけだと伝えた。



3人は昨年の7月31日、イラク北部クルド人自治区でハイキングをしていた際、越境したとしてイラン当局に拘束された。他の2人はジョシュ・ファタルさん（28）とシェーン・バウアーさん（28）で、3人ともカリフォルニア大学バークレー校の卒業生。ジャーナリストになるための経験を積むためイラク入りしていたとの情報もある。



イラン当局は、3人はスパイ目的で越境したと主張しているが、3人の家族や米政府は誤ってイラン内に入り込んだだけだとし、早期解放を求めていた。



イランの地元メディアによると、同国政府は3人と米国が抱えるイラン人受刑者との交換解放を示唆したことがある。3人の弁護士は、拘束の詳しい理由が説明されないことなどから、2週間内の全員の解放を求める正式要請を行っていた。ショードさんは今年5月に面会した母親に乳房にしこりがあることを伝えたという。弁護士は、ショードさんは適切な治療を必要としている状態にあるとも述べている。



3人の家族が運営するサイトによると、ショードさんは首都テヘランにあるエビン刑務所の独房に収監されており、婚約者でもあるバウアーさんとファタルさんとはそれぞれ1日に30分間ずつの面会が許されている。男性2人は同じ監房にいる。家族への電話は今年3月に1回のみ許されただけで、弁護士との接見も認められていない。3人はいまだ正式に起訴されていないという。



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