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【2025/07/15 14:50 】 |
◆注目 「【書評】Butterfly’s Sisters―欧 米男性の日本女性に対する幻想(ウォール・ストリー ト・ジャーナル)」のニュース!
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Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101110-00000009-wsj-int" target="_blank">【書評】Butterfly’s Sisters―欧男性の日女性に対する幻想(ウォール・ストリート・ジャーナル)


 最近、「ラブプラス+」という名前の日で人気の疑似恋愛ゲームについて、テレビのリポーターからインタビューを受けた。このゲームのプレーヤーは、可愛らしい仮想のパートナーを選び、デートや恋愛関係を楽しむことができる。プレーヤーは、いったん相手を選ぶと、彼女を喜ばせ、恋愛を深めるための方法について、常にゲームソフトの挑戦を受けるしくみになっている。



 インタビューの中で、国人のリポーター女性)は、ゲームの中の仮想女性はなぜそんなに若く、素直かつ従順なのかと不思議がった。日では、男性が未成年の女性と関係を結ぶことが許されているのですか、と東京に住み、国人と日人のハーフである私にリポーターは問いかけた。



 もちろん、ちがう、と否定した。ゲームに登場する女性たちは、あの有名な「ハローキティ」のように、「Kawaii」という日独特の美的価値の代表として作られたのだ。愛らしく、とてもキュートで、支えて守ってあげたくなるような頼りなさ気な姿。それはまさしく、日にありふれた「男性の従属物である女性の、気取った作り笑いの象徴」であると、北育ちの日人、ヨーコ・カワグチ氏は言う。カワグチ氏は、この誤った認識が許せず、一冊のを書いた。



 カワグチ氏の著書『Butterfly’s Sisters』は、西洋人が持つ日女性のイメージを歴史的に考察したもので、ハローキティや仮想恋人の大先輩にあたる、着物姿のゲイシャに焦点をあてている。カワグチ氏は、日が鎖国をやめ、西洋と貿易と外交を開始した19世紀半ばに最も関心を寄せている。彼女によると、この時代は、「ゲイシャという職業の正確な定義についての、延々と続く議論の始まり」でもある。言い換えれば、作品の第一章のタイトルにあるように、「ゲイシャは、高級娼婦だったのか。それともそれは間違いなのか」という疑問だ。



 カワグチ氏は、ゲイシャは、「西洋人がよく思い浮かべる、夢の女性のひとつ」にすぎないと指摘し、男性を幻想から現実に引き戻そうと試みている。彼女は、恥ずかしがることの魅力をこう分析する――ギリシャ神話のオデッセウスからビル・クリントン元大統領まで、理性的な男性が道を踏み外すほどの抗しがたい女性の魅力である、と。カワグチ氏は、いかに男性が自分に都合の良いように女性に幻想を抱くかを説明しているが、細かい議論では行き詰まりがみられる。



 カワグチ氏は、19世紀の旅行記からマドンナのビデオに至るまで、また、小説、戯曲、映画、彫刻と驚くほど幅広い素材にあたっている。これらが示唆するのは、概して男性中心の西洋が、無知や幻想、あるいはまったくの知的探究心の欠如から、より女性に近い東洋を故意に誤解した、ということだ。



 カワグチ氏は、その論拠として、デービッド・ベラスコの1900年の戯曲「蝶々夫人」(後にプッチーニが歌劇として上演)で登場する、国人の恋人に拒絶された「蝶々さん」の自殺に言及している。カワグチ氏はこれを典型的な西洋の見方だとし、「ストーリーの中で日人がなし得る最も日的なことは、自殺だ。日文化は自己の壊滅で表される。つまり、西洋が日を抑圧、破壊、変容させることは意味がないように思われる。日社会自体が自滅する用意があるのだから」と述べている。



 ゲイシャは元々、遊女と同じ遊郭の一角に住んでいたことから、訪れた西洋人の多くは、ゲイシャと遊女の違いは値段と芸事、見かけの美しさで、ゲイシャが遊女と同じサービスを提供すると思い込んでいた。カワグチ氏は、そのような外国人の無知を放っておけない。ゲイシャと娼婦は別。なぜなら、娼婦は着物の帯を前で結ぶが、ゲイシャは後で結ぶ、とカワグチ氏は主張する。



 また、誤解されていたのはゲイシャだけでなく、日女性が持つニュアンスや複雑さも西洋人には理解されなかった、という。外国人には、日女性のお人よしで子供っぽい行動が魅力的に映った半面、日女性は「黄色い小人」で「無表情な人形」で、主体性と教養、モラルが欠けているとも感じられた。



 ただ、西洋人の偏狭な考えについての説明に、カワグチ氏はページを多く費やし過ぎている。冗長な中盤部分は、細かな雑学的事項にとらわれてしまっている。また、歌手のマドンナと小説家アーサー・ゴールデン(「Memoirs of a Geisha(邦題:さゆり)」の著者)に対する批判も説得力に欠ける。



 『Butterfly’s Sisters』の中で、カワグチ氏が学問的な衝動と個々の詳細を抑えた部分は、最も魅力的だ。特筆すべきは、葛飾北斎による画「蛸と海女」に対する19世紀の西洋の反応についての考察だ。この絵には、裸の女性に快楽を与える2匹の蛸が描かれており、当時西洋からは、レイプシーンを描いたにすぎず、日人のモラルの低さを示すものだと批判を浴びた。



 カワグチ氏はこんな風に切り返す。この女性は性的興奮を覚え、片方の蛸の性の技を称賛しているのだろう。蛸の方は、この女性を「家」に連れて行けるかどうかと思案している。この絵は官能的ではあるが、滑稽な性の喜劇でもあるのだ。



 ゲイシャに対する幻想と、慎み深いゲームの仮想恋人についても同じことが言える。われわれは、自分の欲望をお化け屋敷の歪んだに映すのではなく、背景にある文化を通して、人間と芸術を理解した方が幸せだ、ということかもしれない。



(ローランド・ケルツ氏は、東京大学の客員研究者。著書に『ジャパナメリカ 日発ポップカルチャー命』がある)



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【2010/11/13 20:04 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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