大阪府./売れる広告



Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100907-00000001-wsj-int" target="_blank">【寄稿】核のない世界に向けた倫理的挑戦＝日独外相（ウォール・ストリート・ジャーナル）


岡田克也外相、ギド・ウェスターウェレ独外相



　5月にニューヨークで開かれた核不拡散条約（ＮＰＴ）再検討会議で、180カ国以上を超える国の代表が世界から核兵器を廃絶する方法を議論した。オバマ米大統領が2009年にプラハで行った演説の流れで廃絶に向けた機運は高まっているが、会議に対しては多大な圧力があった。しかし、参加者がみな協力的かつ柔軟だったことから、期待に背かない会議となった。



　われわれは外相として、この会議から2つの結論を導いている。まず、全会一致で行動計画に合意したことを評価したい。この計画は、核軍縮に関する重要で新たな約束のほか、非大量破壊兵器地帯を設けるよう呼びかけた1995年の「中東決議」実施に向けた具体策を盛り込んでいる。われわれは、合意の履行に向けて手を尽くすべきだ。



　合意が極めて脆弱（ぜいじゃく）だというのが2つめの結論だ。各国が一致団結して取り組まなければ、履行はできないだろう。また、イランの核開発などに関する意見の相違も解消しないだろう。



　会議前に、主な核兵器保有国で大きな前進があった。米国とロシアは、戦略核の追加削減に合意。米はさらに、4月に”Nuclear Posture Review”（「核態勢の見直し」）で、消極的安全保障（非核保有国に対して核兵器を使用しない）という新たなアプローチを提示した。



　われわれは核のない世界の実現と核査察の強化に向けた米オバマ政権の取り組みを歓迎、支持する。米をはじめとする核保有国とともに、核兵器の役割を低減する方法を話し合う。具体的には、保有目的を抑止力に限ると言明するといった方法だ。保有国が直ちに核兵器廃棄に合意できなくても、実在する明らかなリスクを減らすための現実的手段を講じることはできる。



　核兵器保有の魅力をなくすことも必要だ。北朝鮮とイランは理解しなければならない。核不拡散義務に反して核兵器を取得することは決して許されず、取得によって国際社会での地位が向上することもないのだ。



　核軍縮は気候変動と同様、人類が国境や世代を超えて責任感を持てるかどうかという疑問を呼ぶ。「神の火」が投げかける自己破壊リスクの低減に向けて人類が行動できるのかという疑問もだ。65年前に広島と長崎で、強烈な光と熱の中で、人間や建物がいかに消えていったかを忘れてはならない。これは、われわれの責任感と倫理を試すグローバルな問題だ。



　最近では、地雷やクラスター爆弾に関する条約が発効したことにも倫理が大きく貢献している。5月の会議の最終文書で、各国が国際人権法を順守する必要性に触れているのは偶然ではない。



　核の抑止力を米国に依存する日本とドイツがなぜ核軍縮をこれほど精力的に追求するのかと疑問に思うかもしれない。しかし、両国はかねてから軍縮を訴えてきた。第二次世界大戦での壊滅から復興して以来、平和で安定した世界と核兵器全廃を追求してきたのだ。こうした信念を共有する両国は共通の役割を見いだしている。そして、核軍縮の追求は、核のリスクを最小化し、世界の安全強化に向けた最も確実な道だと信じている。



　21世紀は地球を管理する時代になりそうだ。歴史は国際社会で責任ある対応をした国を評価するだろう。核兵器のない世界に向け、現実的で責任ある道を進もう。それが倫理的責任だ。



【関連記事】

【肥田美佐子のNYリポート】「原爆2発では不十分」発言にみる核廃絶への遠い道のり

【社説】日本の追加対策は型通り、必要なのは構造改革

【オピニオン】小沢一郎氏の最後の戦い

【社説】ジャパン・アズ・ナンバースリー

【社説】オバマ政権は政策の撤回・変更が必要






今後も旬なニューストピックスを、マメに投稿いたします。
最新の話題をチェックする際は、是非、またアクセスしてください。


産業医 募集【紹介と求人】大阪 適格年金/適格退職年金【大阪】　エステサロン【大宮/宮原】デトックステナント不動産管理【大阪府】サンフィールド　

>会社設立　大阪【兵庫】法人設立　税理士【大阪】会計事務所 広告費削減【SEO対策】　>楽天お得情報マニア

　
売れる広告TIPS　
>フローリング復元補修【大阪】　>木製ドア修理・補修・リフォーム 大阪リペア【補修】スクール　>ノーブルライフ【分譲マンション管理】大阪

時計修理【東京/新橋】ロレックス　中小企業向けマーケティングDB　
売れる広告　大阪>電話代行【東京】バーチャルオフィス