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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101111-00000014-cbn-soci" target="_blank">「介護政策、財源足りない」―小宮山厚労副大臣（医療介護ＣＢニュース）


　「がんばらない介護生活を考える会」は11月11日、東京都内で「2010年『介護の日』セミナー」を開催した。同セミナーに出席した小宮山洋子厚生労働副大臣は、介護など社会保障政策に充てる財源が不足していると指摘した。



　小宮山副大臣は、諏訪中央病院の鎌田實名誉院長との対談に出席。来年度に実施する予定の介護政策の財源に関する議論の中で、「この国にはやるべき政策がたくさんあるのに、財源がない。国民が納得した上で少子・高齢社会への対応で必要な負担を国民にお願いし、財政と社会保障の充実をもっと早い時期にやらなければならなかった」と述べた。その上で、「信頼できる政府であれば必要な税金を負担するという国民の声もあるが、信頼できる政府になるということができていなかった」と指摘した。



■「机上のプランの時代ではない」



　また小宮山副大臣は、介護の財源を十分に獲得することが難しい現状を訴えた上で、「介護などはNPOなどの力を生かして、予算をたくさん掛けて国だけがやっていくというわけにはいかない」と強調。そのためには、介護の現場の意見が重要として、「一定の学者が審議会や研究会にいて机上でプランを作る時代ではない。必要なのは現場力だ。政府は地域の共助をバックアップすることが欠かせない」とした。その一方で、「現場重視の政策は官僚と対立せずに行う」と、厚労省の事務方との共同歩調が前提であることを強調した。



　同セミナーではこのほか、国際高齢者医療研究所所長で岡本クリニックの岡本祐三院長と、「高齢社会をよくする女性の会」の沖藤典子副理事長による対談などが行われた。



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